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みぢかを機能で考える

ISIDエンジニアリング・機能エンジニアが機能で考える開発について紹介します。

サーフィンシーズン到来

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5月に入り気温の上昇と共に海水温も上昇し、サーフィンにふさわしい季節がやってきました。

私は、かれこれ数十年サーフィンを楽しんでいますが、齢を重ねるごとに、かつてのようにどんな波でも乗れなくなりました。

 

体力が落ちたからしょうがないと思っていたのですが、友人から少し短めのボードを使ったら?といわれ使ってみると意外といい!

  

サーフィンっていうと要は波乗りですが、私は波に乗るまでが難しいと思っています。 乗ってしまえば簡単というわけではなく、そこに一つのハードルがあるということです。

そこで、波に乗るまでの、漕いで(パドル)、ボードの上に立ち上がる(テイクオフ)について考えてみたいと思います。

(カヌー等に用いる櫂だけでなく、サーフボードに腹ばいになり手で水をかいて進むこともパドルといいます。テイクオフは飛行機の離陸もテイクオフですが、同じイメージですね)

 

 

では波に乗るとはどういうことなのでしょうか?

 

必要条件として

「サーフボードのスピード > 波のスピード」

 

こうならないと波には乗れませんね。

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では、波のスピードは何で決まってくるのでしょうか?

海岸に押し寄せる波は、風や、その他気象条件により海水に力が加わり、それが伝わることによって発生すると考えられています。

 

調べてみると、海岸から離れた水深があるところと、海岸近くで水深が浅いところでは波の挙動はちがうようです。

前者を深水波といい、波がやってくる速度は一般的な定義がほぼ適用でき、速度=波の波長/波の周期。

後者は浅水波といい、波の挙動は底面の影響を受けるようになり、水深をdとすると、波の速度は√dに比例します。

 

海岸から離れると波の速さは、大きな波であればあるほど速くなるのですね。なんとなく実感はありましたが、こうやって改めて考えると、なるほどと思ってしまいます。

 

ということは...

体力がおちてパドルスピードが落ちる=サーフボードのスピードが落ちる、それで大きな波に乗れなくなってきたといえそうです。

 

ただし、それだけではなく、大きい波ほど波のフェイスに斜度があり、それを登るにはパドル力が必要になります。それも要因かもしれません。

 

短めのボードを使ったら、意外とよかったのは…

短いボードのほうがパドルの初速が上がるから?いや、これはいろいろな要因がありそうです。

長いほうが最高速度はでると言われていますし、形状や浮力によって水との抵抗が変わってくることが影響しているかもしれません。

  

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このブログではモノやシステムの機能を考え、その機能を物理の原理原則で表現してみるというアプローチを紹介しています。

今回、サーフボードの機能を考えるというより、そもそも波に乗るってどういうことか、それを物理特性で少しだけ考えてみました。

近々サーフボードの機能について考えてみたいと思います。

 

サーフィンに限らず、どんなスポーツでも「人の能力に寄り添う機能」を最大にする道具が求められているのかもしれませんね。